磯部ろうそく店

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和ろうそくは100%植物性

2019.09.30

和ろうそくって

最も古い文献では、太平記(1375年)に和ろうそくが登場しますので600年以上の歴史があります。

西洋ろうそくは石油が原料の「パラフィン」と綿芯から作られているのに対し、和ろうそくはウルシ科のハゼの実から取れる「ハゼ蝋」(学名:Japan wax)を使用します。

ハゼは琉球から九州に渡り品種改良された日本特有の植物で、輸入は不可能。産地は九州、四国の温暖な地域です。

芯は「い草」の皮を取り除いた灯芯(とうしん)を使い、紙にその灯芯をらせん状に巻きつけ、太い芯を作ります。

和ろうそくは100%植物性、化石燃料を一切使いません。すすが少なく、処理が簡単。そして蝋垂れがしにくいのが特徴です。

余談ですが、寄席で最後に高座に上る落語家を「真打ち」と言います。

灯りが全てろうそくだった時代、最後の人が芯を打つ、つまりろうそくの火を消すから、ということが語源と言われているんですよ。

少し古い動画になりますがこちらもぜひご覧ください。