主人です。先日は女将から大きな和ろうそくのことで、ご報告をさせていただきました。
本日は私から尊い経験をさせていただきましたので、少しご報告をさせていただきます。
本日、奈良の興福寺様の中金堂再建落慶法要に参列させていただきました。
おそらく、何百年に一度の機会となります。本当にあり得ないご縁を頂き感謝している次第です。
元々は、女将の報告にもありましたが、20年も前にならまちの国の重要文化財である藤岡家住宅のご家族様と深いご縁ができた事が始まりです。
藤岡様のご紹介で興福寺様の貫首様との出会いに繋がりました。
今回の中金堂再建は1991年に始まりました。実に27年という歳月をかけて達成されたわけです。ご厚志を募る事もされましたが、興福寺展を全国で開催し、国宝をいろいろな地域で観ていただけるような機会も作って再建費用を作って参られたようです。13、14年前くらいでしょうか、岡崎でも興福寺展が開催され、私も初日のセレモニーに駆けつけて、貫首様にご挨拶させていただきました。
今はとても懐かしく感じております。
今日の法要はとても厳粛なものでした。式次第の一つ一つが全て重厚感があり、目を見張る内容でした。
5日間ある法要です。本日は比叡山延暦寺厳修で執り行われました。猊下がお出ましされ、それはそれは荘厳なものでした。
一生の記憶に残る法要となりました。
法要中、正に過去から現在までの繋がりを思い起こしつつ、本当に有難い、感謝に絶えない気持ちにさせていただきました。
30年10月10日10時厳修。この数字の並びにさへ、意味を感じております。
この機会に合わせて、ろうそくを納めさせて頂けた事。この事も全て繋がり、ただただ感謝ばかりです。
世界が須らく幸せを感じられるそんな近未来を想像しつつ、願いを込めて、素晴らしい一日を過ごさせていただきました。
ありがとうございます。

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