九代目店主 磯部亮次
RYOJI ISOBE
魂を温かく包む和ろうそくの世界
人は誰でも一本のろうそくを、その身の内に持っている・・・といったら、 おとぎ話と思われるだろうか。
生命の光をろうそくにたとえた昔ばなしは、洋の東西を問わず存在する。そんな話を聞くとき、私たちは、なぜだか不思議な安らぎを感じるもの。
やわらかな光と、完成された形状を持つ和ろうそく。全身が、少しずつ短くなる様は、愛らしく、美しく、そして人間的だ。
そしてそれは、身のうちに持つ一本のろうそくが、 静かに協調の反応を起こす存在・・・。
和ろうそくが安らぎを与える理由が、ここにある。
磯部ろうそく店 九代目 店主 磯部亮次